2023-09-01
アニメ監督の伊藤智彦さんが『ライオン少年』の日本公開後に語った感慨だ。
『ソードアート・オンライン』 『銀の匙』 『ニーア オートマタ』など数々の名作を手掛けた日本を代表するアニメ監督が、『ライオン少年』に「令和のスポコンここにあり!」と絶賛している。
新海誠さん、奥浩哉さん、幾原邦彦さん、本作を見た日本の業界関係者はみな賛辞と感慨を送った。
異世界転生や生まれつきの神力といった設定がまかり通っている現在の海外アニメ市場において、アニメ大国である日本でこれほど高い評価を得るのは『ライオン少年』にとって容易じゃない
アニメ映画『ライオン少年』が5月26日から日本で公開されます。初動上映は驚異の83館を達成しました。日本の主要映画サイトは、5点満点を前提に平均4.2点をつけた。
さらに感動的だったのは、日本で好評だったニュースが中国に戻ってきて、CCTV 『フォーカスレポート』の報道に載ったことた。
では、『ライオン少年』がどのようにして日本公開されたのか、その背景にはどのような物語があるのだろうか。
時を遡って2021年、日本の配給元の一つである面白映画はOCEを探し出し、「華語映画祭」を共同で推進して、中国アニメの海外進出を助力することを望んだ。
「華語映画祭」とは、日本の主流映画館で集中的に上映する形式で、中国アニメ作品を含む現代主流華語映画作品を上映する。中国の作品が日本に出てくる試験方式に相当する。影院集中放映的形式,上映包括国创动画作品在内的当代主流华语电影作品。相当于国内作品走出去在日本的试水孵化平台。
日本で上映される他の中国語映画とは異なり、映画祭期間中にこれらの映画を鑑賞する観客の80%以上は日本人であり、さらに本土市場のフィードバックを代表し、中国語映画祭で好評または興行収入を得た作品は育成し、海外進出を促進し、日本で正式に上映される。
華語映画祭の前に、映画は衝動で海外上映、試行錯誤するのはコストが高い。華語映画祭はコストを大幅に削減したが、このような方式はリスクを伴う運命にあり、業界では試したい人はほとんどいない。それで、面白映画はOCEを見つけた。
このプロジェクトの目的はOCEの初心と一致している。OCEは中日映画・テレビ文化の架け橋となり、中日映画・テレビ文化の双方向交流を促進しています。それを知ったOCEは、即座に華語映画祭に投資し、深く関与することを決めた。
現在、華語映画祭はすでに東京、大阪、横浜、札幌などの一線都市をカバーしており、さらに福岡、名古屋などの日本の主流都市に拡大する。『ライオン少年』、『兵馬俑の城』、『マスター・オブ・スキル』は華語映画祭の第1回全国上映作品となった。
海外進出はいつも順風満帆ではない。
中国の統一的な導入と上映制度と違って、日本映画は全国統一上映の概念がなく、各映画館が独立して経営している。上映できるかどうかは、どの映画館にも自己決定権があるので、映画館ごとに個別に話し合う必要がある。スケジュールについて、予約制となっている映画館も多く、上映時間は予約成功を基準としており、煩雑さがうかがえる。
だから、日本で上映される映画の宣伝はほとんど「N館上映」と言われる。上映館数が多ければ多いほど映画館/市場を代表する。普通の中国映画が日本で封切られて50館に達するのは、とてもいい成績です、『ライオン少年』 83館のスタートがいかに素晴らしいかが分かる。
これまでに、OCEは『ペガサス/飛馳人生』、『唐人街探偵 東京MISSION』の国産映画を成功させた。このうち『ペガサス/飛馳人生』は国産映画としては最も早く日本で公開され、中国映画「海外進出」の記録を更新し、『唐人街探偵 東京MISSION』は日本130の映画館で公開された。これも面白映画がOCEに協力を求める理由だ。
成熟した海外進出の経験を分かち合い、上映に投資する以外に、OCEは更に深くプロジェクトに参加し、日本の有名な新世代歌手non (日本語名:能年玲奈)が歌う日本公開テーマ曲『この日々歌にはない』 (中国語仮訳:度日成歌)はOCEの推薦によるものである。
OCEは、『ライオン少年』での粘り強さが日本市場を感動させたことを切っ掛けに、あえて海外進出をサポートする一員に加わった。最終、上映ニュースは日本のマスコミにも取り上げられた。
最後に、花江夏樹、桜田日和、山寺浩一、山口勝宏など日本のトップ声優による海外版予告編を見よう。
言葉は違っても、心の中のライオンの叫びは、天下大同である。